パブリックアートの怪
【第4回 美術を語る茶会】
参加者:5名
本日の茶会ではパブリックアートについての話題が出ました。よく駅前とか市役所とかの前にあるブロンズのアレです。
「あの裸はいったい何なのか?」
私見では、あの様な像が乱立した時期の彫刻界の権威たちの作品が裸体中心だったのでは?と推測しますが、話は「よくあんな素っ裸が公共のスペースに置かれて許されているなあ」という方向に進んでいきました。
詰まるところ「芸術!」という免罪符についての疑問です。芸術という言葉あるいは権威を使えば何でも許されてしまうのでしょうか?
おそらく裸体の像の設置に反対した市の職員などもいたことでしょう。しかし結果として彼らは「芸術!」という権威の前に平伏すよりなかったのかもしれません。
例えばその結果、市民らに「パイ山」などと言う下品極まりない通称で呼ばれてしまう作品が存在する事になるのです。「パイ山」の「パイ」はもちろんオッパイのパイです。芸術という権威の前に設置を阻止できなかった市職員の敗北は、このような市民の風紀に関わる問題を自ら招き入れる結果となってしまったという事です。
権威にまみれてしまった「芸術!」
その扱いは全くもって難しいとしか言いようがないように思えます。
そしてその後はもっと純粋な「芸術」についての話に。
ぼくたちは芸術をどうとらえるのか?芸術とは何か?といった話が始まった頃に今日は時間となりました。この話はまた後日のテーマに。
<参考資料>
写真は、神戸は三宮の「パイ山」です。
よく見るとオッパイはあまり関係ないように思いますが、ネーミングとしては雰囲気をよくとらえている様に思います。
てゆーかなんですかコレは?
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